ある日、一本の電話がありました。
それは、小さなお子さんを持つお母さんからの電話でした。
「うちの子はアレルギーがあって、ケーキが食べられません。
だから、誕生日にケーキでお祝いをしてあげることが出来ないんです。
でも、和菓子なら食べられます。
何とか和菓子でケーキを創ってもらえませんか?」
私にも娘がいます。そのお母さんの気持ちもよく分かります。
だからこそ、お子さんに誕生日ケーキでお祝いしてもらえる喜びを、
そしてお母さんにはそのお子さんの笑顔を見てもらいたいと思い、
初めての和菓子のケーキを創りました。